Devil / stay night用語辞典(雑想編)


※本作におけるDMCの設定や史実を独自解釈を交えて解説。多分に作者の妄想を含んでいるので、公式設定としては見ないで下さい。
 と言うよりも、ここに書くのはほとんどがマニアックな知識。DMCシリーズで不明瞭な部分を独自に想像してみたりした乱雑なメモのようなものです。DMCの重大なネタバレも含みます。
 本作を読む上で必要な設定は本編中でちゃんと書きますので、ぶっちゃけここは読まなくても大丈夫です。
 作者のDMCに対する見解や、本作の無駄な独自設定を読んでみたい人だけ暇つぶしに見てください。









・伝説の魔剣士【その他】
<魔剣士スパーダの伝説>
 2000年前に、魔帝の指揮する魔界の軍勢が人間の世界に侵攻しようとした際、正義に目覚めた一人の魔剣士が悪魔の陣営から離反し、たった一人でその軍勢を退けた。剣士は魔界を己の力と剣と共に封印し、その後人間の世界に留まって、人の平和が魔に侵される事がないよう見守り続けたという(DMC1〜3より)
 その伝説の魔剣士が<スパーダ>であり、DMCシリーズのキーパーソン。ダンテは彼が人間の女性との間に儲けた双子の子供のうちの一人である。
 この伝説から全てが始まった。
 本作において魔術師の間では、魔界の存在に対しては信憑性が薄く噂の域を出ていない為、スパーダの伝説に関してはほとんど魔術師達のおとぎ話の領域である。



・スパーダ【人名】
 その剣技は魔界の軍勢を押し返し、魔帝さえも切り伏せた伝説の魔剣士。DMCシリーズの核である伝説の中心人物でありながら、その詳細はあまり明らかにされていない。
 正義に目覚めた悪魔。性格はきっとイギリス紳士風。

<その生涯>
 2000年前に魔界を自分の力と共に封印し、その後人間の世界に留まり、人間の女性との間に子供を授かった。すでに死去しているようだが、いつ頃死亡したのかは不明。死因も不明。
 公式小説ではダンテの剣技がスパーダ直伝であるとされているので、ダンテの寿命が人間に近いのならば生まれた時代を考えて、スパーダはごく最近まで生きていたのではないかと思われる(ダンテを20歳としたら10年くらい前までは)
 ダンテはDMC1で兄バージルと母エヴァを子供の頃に殺されている。これはどうやら魔帝の仕業のようなので、スパーダの死因もこの辺に関係しているのではないだろうか(ちなみに下記するがバージルは生きていた)
 更に、DMC1では『伝説の魔剣士』モードという、『スパーダの人間形態』と思われる姿でプレイ出来るモードがある。
 これの初期装備は『閻魔刀』と『ルーチェ&オンブラ』という二挺拳銃。これを正式設定とすると、少なくとも銃を使用する時代までは生きていたという事になる。
 これらを総合すると、少なくとも2000年以上前から現代近くまで生きていたと思われる。その間、密かに世界を魔から守り続けて来たのだろう。

<使われてきた剣>
 スパーダが使用していた剣と思われる物は複数存在する。
 『フォースエッジ』(アミュレットで力を解放すると『魔剣スパーダ』になる)、『閻魔刀』(詳細上記)、『リベリオン』(DMC2から登場したスパーダの形見の剣)の以上三つ。
 魔界で自分の力と共に封印したフォースエッジは、魔界でスパーダが使用していた最初の剣だとほぼ確定(詳細はDMC3にて) 続いてはおそらくリベリオン。これは閻魔刀が日本刀に酷似した形状である為、日本で刀が造られるまでは少なくとも存在していないと思われるからである。
 よって使用順序は『フォースエッジ』→『リベリオン』→『閻魔刀』である。
 以上が、スパーダに関する公式設定とそこから割り出した独自解釈である。本作品のスパーダはこの設定を基準とする。



・バージル【人名】
 ダンテの双子の兄。ダンテが子供の頃、母親と共に殺されたと思っていたが実は生きていた。DMC3にて再会、しかもその1年前にも会っているらしい(これはおそらく公式小説の事と推定)
 顔立ちはダンテそのままであり、オールバックにしている髪を下ろすと区別がつかなくなる。さすが双子。
 使用する剣は日本刀だが、これはダンテの使用している剣が父の形見の『リベリオン』である点から、おそらく『閻魔刀』であると思われる。形状が酷似しており、多少の違いはリベリオンが持ち手の状態で変形する事から説明できる。
(上記の推論は2005年3月のものだが、後に発売されたDMC3コミック版で証明され、公式設定となった。皆も買おう)
 彼の詳細はDMC3をプレイ参照。その後の話となるDMC1でもバージルらしきボスキャラ<ネロ=アンジェロ>として登場している。この辺の繋がりはやはりDMC3を参照のこと。
 本作品はDMC1の後の話なので、バージル自身の登場はない。たぶん。予定。



・魔剣スパーダ【武器】
 魔剣士スパーダの使用していた大剣。彼と同じ名を持つ。
 ゲーム中では、魔人化する能力はないが攻撃力がアラストルの二倍という単純に武器として優れた性能を誇る。さらに変形機能があり、状況に合わせて鎌の様な形態や槍のような形態になってリーチを変える。
 『ダンテの剣技がスパーダ直伝』という設定だが、ここにも根拠がある。ダンテの技である<ラウンドトリップ>専用の形態が魔剣スパーダに存在する為、スパーダ自身も同じ技を使用していた可能性が高いのだ。
 魔人が剣に変じたアラストルなどと違い、魔人化機能のない魔剣スパーダはおそらく魔界製の純粋な武器である。DMC1の最終決戦でダンテがスパーダで魔人化しているが、これはDMC3の『封印されたスパーダの力』か、あるいはダンテ自身の潜在能力を引き出した結果だろう。
 設定的に、使用すればとにかく反則気味な力になるので、本作品では少なくとも終盤までは登場しない。たぶん。予定。



・魔界【その他】
 魔界に関しては「読んで字の如く」の為改めて設定はされていないが、今回Fate世界とのクロスの為独自に詳細な設定を立てる事にした。
 表を<世界>とするなら、裏が<魔界>である。並行世界とはまた違う一つの世界の裏側で、大きな違いは<世界>による干渉がない。つまり英霊などの抑止力の管轄外にあたる。
 DMCシリーズを見る限り、地理的な感覚はムチャクチャ。「海があって陸がある」といった統一性すらないと思われる。人類と共通する文明もおそらく存在しない。
 ビルと思わしき建物の廃墟も確認されているが、これはおそらく魔界に取り込まれたものだろう。<世界>との壁は並行世界よりは薄いようで、互いに干渉しやすくなっている。
 凄まじい瘴気に包まれている為、生身の人間では一呼吸で絶命してしまう。イメージ的には世界のゴミ箱である。
 ……と、あまり詳しく明記すると無理が出てくるので、あくまで曖昧に理解してもらいたい(汗



・ムンドゥス【人名】
 2000年前に人間の世界への侵攻を企て、DMC1においても魔界の扉を開こうとした魔界の支配者。通称<魔帝ムンドゥス>
 その力は強大。ホームグラウンドである魔界ではアルクェイドよりも強い(上記独自設定より。世界の干渉外であるため)
 DMC1でダンテによって倒されたが、ラストシーンの様子を見る限り「手痛いダメージを受けて魔界へ押し返された」といった感じ。おそらく生きているだろう。アルクェイドのように明確な死はないのかもしれない。



・トリッシュ【人名】
 DMC1のヒロイン。元ムンドゥス配下の悪魔だったが、後にダンテの公私共にパートナーとなる。
 ブロンドでプロポーション抜群の美女で、サングラスとバイクが似合う。顔立ちは実はダンテの母親そっくりで、ダンテがマザコンと言われる原因を作った。
 DMC1のエンディングを見る限り、ダンテと共に便利屋兼悪魔狩人をすることになったようだ。その際魔剣スパーダは彼女の武器になっている。これはおそらくダンテの真の力を引き出してしまうスパーダを預かる意味を持っていたのだろう。
 本作品では『DMC1を経験しているが、トリッシュはいない』というなんともご都合主義な経緯のダンテが主役となっている為、関わる事はない。個人的に「時間的に続編となるDMC2のダンテ像はトリッシュとの出会いがあればこそ」と思っているのだが、本作の展開を見越すと不都合な点が多いので、こういう設定にさせて頂いた。

<トリッシュの詳細>
 DMC2になると何故か彼女はぱったりと消息を絶ち、魔剣スパーダに関しても全く触れられなくなっている。DMCシリーズが全て繋がっていると見ると、1と2の間に何かが起こったのだろう。
 ちなみに前述しておくが、ここから先は私のDMCシリーズにおける独自の解釈と推論である。
 想像を逞しくすれば、おそらくトリッシュが死亡したか、魔剣スパーダと共に魔界へ帰った可能性が最も有力であると思われる。
 すでに独自の魔人スタイルを持っていたDMC2のダンテには魔剣スパーダの力はもはや不要だっただろう。あるいはかつてのスパーダのように封印しようとしたのかもしれない。いずれにせよ、ダンテが魔剣スパーダを持っている必要はあまりない。
 そして、トリッシュについては『ムンドゥスに創られた悪魔』であるという点が上げられる。半人のダンテと異なって完全な悪魔であり、あまつさえムンドゥスの製作物であるトリッシュに悪魔としての確かな寿命があったかというと、これは難しいだろう。Fateのイリヤのように『創られた』という設定を持つキャラは短命なのが常である。
 悲劇的な見方ではあるのだが、トリッシュは人工物として命に限界のあった可能性が高い。DMC1後、ほどなく死期を悟ったトリッシュは魔剣スパーダと共に魔界で静かに眠る事にした……というのが作者の勝手な見解&妄想である。これならDMC2のダンテがやたらと渋いのも納得がいく。どう見てもダンテにとってトリッシュは心の大きなウェイトを占めていたようだし、その死は大きな傷となったはずだ。
 DMC1後のトリッシュに関しては推察する材料すらない為、これは100%勝手な個人的妄想であると断っておく。彼女の詳細はユーザーの補完能力に委ねられたといったところか(笑
 ちなみに上記したように、本作品ではトリッシュは存在しない為この見解になんら意味はない。ただの趣味である。

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